ソフトバンクに対して批判的な姿勢のブログに対し、相次いで削除依頼が送付されていることが明らかになりました。詳細は以下から。
2014年1月24日15時41分現在、ソフトバンクに対して批判的な論調を展開するブログ「No!SoftBank」が「規約上の違反があった」「多数のユーザーに迷惑をかける行為を行った」として、ブログサービス提供元のFC2からアカウント凍結処分を受けています。
– No!SoftBank
ブログを運営していたのーそふとばんく氏によると、今回のアカウント凍結はFC2に送られた「ソフトバンクモバイル株式会社及び孫正義に対する名誉毀損」を理由とする削除依頼によるもの。
Twitter / no_softbank: ちなみにこんなメールが来てて、ソフトバンクモバイル名指しなん …
削除を依頼する具体的な箇所について「以上のブログ全ての記事にソフトバンクモバイル株式会社のサービス内容に関する事実無根の記事及び孫正義に対する名誉毀損に値する文書が存在する」と記述していますが、ブログ内の記述が一から十まで徹頭徹尾事実無根の内容で埋まっているはずもなく、もはや言いがかりの域に達するのではないか……と言わざるを得ない内容となっています。
また、同様の削除依頼は他のブログに対しても送られていることが明らかになっており、こちらも「事実無根」「名誉毀損」がキーワードに。
帰ってきたマイドきっさ ソフトバンク批判記事への圧力
なんだか非常にキナ臭い出来事ですが、「誰が何のために行っているのか」は気になるところ。また、このようなケースが頻発することで、ユーザーの声すら封殺されてしまうようになるのであれば、あまり健全とは言えないのではないでしょうか。
・22時50分追記
ソフトバンクモバイル広報室に今回の件について問い合わせたところ、以下のような回答でした。
BUZZAP編集部:
御社のサービス内容に批判的な一部ブログなどに対し、ブログサービスのレンタル元に「すべての記事にソフトバンクモバイル株式会社のサービス内容に関する事実無根の記事および孫正義氏に対する名誉毀損に値する文書が存在する」などとする削除依頼が届いているケースが確認されたのですが、こちらは御社が正式に手続きを行ったものなのでしょうか。
ソフトバンクモバイル広報室:
弊社では、お問い合わせいただいた内容について関知しておりません。
BUZZAP編集部:
ありがとうございました。
つまり今回送られた削除依頼はソフトバンクが正式に手続きを行ったものではなく、各ブログの論調を快く思わない何者かが仕組んだもの……ということになりますが、第三者が行った嫌がらせに近い内容の依頼を元に削除が行われてしまったという事実に戦慄せざるを得ません。
・2014年1月31日16:00追記
「No!SoftBank」のアカウント凍結が解除されました。