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UQ WiMAXが「転送量無制限」を続けることを明らかに、地下鉄向け基地局の見学も

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(関連リンク、拡大画像を参照できるオリジナルの記事はこちらです)

携帯電話各社が高速な代わりに利用できる月あたりの通信量に制限があるLTEサービスを相次いで展開する中、唯一「転送量無制限」を掲げているUQ WiMAXが、今後もその方針を続けることを明かしました。

また、本日正午をもって都営地下鉄に続いて東京メトロ全線でもサービスを利用できるようになったことに合わせて、基地局設備の見学会も開かれています。

東京メトロ丸ノ内線・東京駅の改札口。

天井に設置されているのは、半径200メートルをカバーできる無指向性の基地局です。

続いてはホーム。上り・下りホームの両端に基地局のアンテナが設置されています。なお、大阪市営地下鉄で設置されているものと形状が異なりますが、こちらは小型化に成功したものです。

トンネル内部とホームのそれぞれを向いたアンテナたち。指向性を持たせることで500メートルをカバーしており、ユーザーがトンネル内部に入っても通信できるようになっています。



また、反対側のホームではトンネル内部を向いたアンテナだけが設置。

実際に基地局に近づいてみたところ。WiMAXルーター「Aterm WM3800R」やWiMAXスマートフォン「HTC EVO 3D」のアンテナ表示が最大を示しました。

混雑した東京駅であるにもかかわらず、実測値も悪くありません。

UQコミュニケーションズ 株式会社建設2部 鉄道建設1G 関口雄一氏がトンネル内での通信について解説。基本的に駅両端からトンネル内に電波を送る「吹き込み」と呼ばれる方法で通信できるようにしているわけですが、トンネルの高低差やカーブがどれだけ急なのか……といったところで通信の安定性は変わってくるとのこと。

また、建設部門 副部門長 兼 建設2部長 兼 設備管理部長の知識秀道氏はトンネル内での通信について、銀座線や丸ノ内線といった古くからある地下鉄は駅間が短い上に、トンネルの直径が大きく、高低差が少ない工法を採用しているため、比較的簡単に整備できるとコメント。

その一方でコスト削減のためにトンネルを小さくした上にカーブが多く、大深度を走るためアップダウンが激しい大江戸線のようなケースは整備が難しいとしており、現状ではトンネル内に中継器を設置するかどうかなどは未定であるものの、可能な限り基地局を設置したいという意向を表明しています。

そして質疑応答で挙がった、現状の「通信量無制限」を見直す可能性があるかどうかという問いに対しては、このまま無制限を続ける予定であることを明かしたため、固定回線代わりに使っているユーザーなどは心配せずに使い続けることができそうです。

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