先日グローバル市場向けに発表されたソニーの最新スマートフォン「Xperia Z1」が日本で初めて公開されたため、レビューをお届けします。
「カメラからスマートフォンを再定義する」と銘打たれ、ソニーが一丸となって開発したモデルですが、今春発売の「Xperia Z」をブラッシュアップした内容に。iPhone 5s/5cやLumiaシリーズのカメラに対する優位点も明かされています。
これが「Xperia Z1」本体。「BRAVIA」で培った高画質化技術「X-reality」や色の再現性などを高めた「トリルミナスディスプレイ」を盛り込んだ5インチフルHD(1920×1080)液晶を搭載。
カメラは1/2.3インチ・2070万画素「Exmor RS」、F値2.0・27mm広角の「Gレンズ」、そして画像処理エンジン「モバイルBIONZ」を採用。画素を大きくしたことで、さらに暗いところに強くなるなど、ソニーの高画質化技術の粋を集めています。
背面にはガラスを採用。
デザインはXperia Zで好評だったオムニバランスデザインをそのまま踏襲。
特別にアルミ削り出しの一体成形フレームを見せてもらえました。
ざっと触ってみたところ。なお、明日から銀座のソニービルで展示が行われます。
日本初公開のXperia Z1をざっと触ってみた – YouTube
詳細なスペックは以下の通り。
・Xperia Z1
ディスプレイ:5インチフルHD(1920×1080)トリルミナスディスプレイ
カメラ:1/2.3インチ・2070万画素「Exmor RS」およびF値2.0・27mm広角「Gレンズ」採用
プロセッサ:Snapdragon 800(MSM8974、2.2GHzクアッドコア)
ROM:2GB
RAM:16GB
バッテリー:3000mAh
防水・防塵:IPX5/IPX8、IP5X
本体サイズ:144×74×8.5mm、170グラム
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト、パープル
その他:microSDXCカードスロット、NFC、apt-X対応Bluetooth 4.0
プレス向けイベントで行われた質疑応答では、iPhone 5s/5cやNOKIAの「Lumia」シリーズなど、カメラにこだわった機種に対する優位点も強調。今後のモデルでは音質についても取り組んでいくとしており、さらなる磨きがかかるようです。
・NOKIAやAppleと比較した優位点は?
総合的なハードウェアのみならず、総合的な使い勝手を追及しました。ハードウェア、センサーサイズ、アプリケーションの部分でも大きく抜きん出て、カメラとしては素晴らしいものになっています。Lumiaはセンサーが大きいが、ISO感度を上げると画質が落ちる。我々は最適化できている。iPhoneよりも画素サイズが大きい。3倍ズームでも全画素高解像ズームによって画質が落ちない。
・オーディオ系の機能(ハイレゾ音源対応)などが物足りない気がする。取り込むつもりはあるのか。
「カメラからスマホを再定義する」というコンセプトだが、「カメラ『から』」という部分がミソ。これからは拡充していく。ハイレゾ対応のヘッドセットの普及状況などを考えると、適切なタイミングで投入していきたい。乞うご期待と言いたい。
・国内展開予定は?
日本国内に関しては通信事業者と協議中。