幹部が相次いで職を離れ、「HTCに残っているすべての友人に告げる。とにかく辞めて今すぐそこを離れろ。つらいことだが、そのほうが幸せになれると断言できる」という呼びかけが行われるなど、暗雲立ちこめる台湾のスマートフォンメーカー、HTCですが、KDDIの2013年冬モデルに同社製スマートフォンはありませんでした。
KDDIの2013年冬モデルとして発表されたのは以下の6機種。ソニー、シャープ、富士通、京セラ、Samsung、LG電子の6社が1機種ずつ提供しており、HTCの姿はありません。
isai LGL22
Xperia Z1 SOL23
GALAXY Note 3 SCL22
AQUOS PHONE SERIE SHL23
ARROWS Z FJL22
DIGNO M KYL22
2012年夏モデルに「HTC J」、2012年冬モデルには国内最高スペックをいち早く実現した「HTC J Butterfly」、そして2013年夏モデルに「HTC J One」と、フラッグシップ機を半年ごとに供給してきた上、海外でButterflyベースの「HTC Butterfly S」を発表済みである同社だけに、この展開は気になるところ。
そこでKDDI広報部に確認してみたところ、今回HTC端末が無いのは「開発上の理由」で、「KDDIの戦略とメーカーの戦略を合わせてラインナップを組んでいるため、この冬のタイミングでの発表は無い」とコメントしています。
なお、今回発売されるのはいずれも年内発売の「冬モデル」で、年明け以降には別途「春モデル」が発売されるため、HTC製スマートフォンを期待しているユーザーはもう少し待った方がいいということのようです。
・16時28分追記
KDDIの田中社長によると、HTC端末は今後も供給されるとのこと。また、今回KDDIとLGが「isai」でコラボレートしましたが、HTCとのコラボを打ち切るというわけではないとしているため、「HTC J ○○」シリーズはこれからもリリースされることとなりそうです。
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