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Channel: 取材・インタビュー | Buzzap!
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au版Xperia Z1、Z Ultra、HTC J One、isai、Galaxy Note 3にAndroid 4.4(KitKat)アップデート提供か、KDDIに問い合わせてみた

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「auの2013年夏~冬モデルに対し、Android 4.4アップデートが提供される」という情報があったため、さっそく問い合わせてみました。

大手価格情報サイト「価格.com」では、先日開始された新サービス「au WALLET」の対応機種一覧のスクリーンショットと共に、「今後auがXperia Z1、Xperia Z Ultra、HTC J One、isai、Galaxy Note 3にAndroid 4.4(KitKat)アップデートを提供するのではないか」という気になる投稿が行われています。
掲載されたスクリーンショット。au WALLET公式サイトのものです。

気になる記述があったのはこの5機種。現行バージョン(Android 4.2~4.3)と併記される形で「Android 4.4」の文字があります。

これを受けて一部のサイトが『KDDIは「HTC J One HTL22」、「Xperia Z1 SOL23」、「Xperia Z Ultra SOL24」、「isai LGL22」、「Galaxy Note 3 SCL22」をAndroid 4.4(KitKat)にアップデートする予定』などと報じていたため、BUZZAP編集部で実際にKDDIに対して問い合わせました。
BUZZAP編集部:
au WALLET対応機種一覧に「Xperia Z1」をはじめとする5機種の「Android 4.4」版が掲載されていますが、アップデートの予定があるということなのでしょうか。
KDDI広報部:
おそらく誤記だと思われます。
BUZZAP編集部:
Android 4.4アップデートの予定自体はあるのでしょうか。
KDDI広報部:
今のところ未定です。
BUZZAP編集部:
ありがとうございます。
なお、「Xperia Z1」「Xperia Z Ultra」「HTC One」「Galaxy Note 3」や、isaiとほぼ同じスペックの「LG G2」のグローバルモデルに対しては海外でAndroid 4.4アップデートが提供済み。
Android 4.4は512MBしかRAMを搭載していないスマホでも快適に動作するなど、OS自体の軽量化が図られているため、国内でもアップデートに期待したいところです。

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実はWi-Fi大国の日本、世界で最も公衆無線LANスポットの整備が進んでいることが明らかに

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携帯各社が展開している「ソフトバンクWi-Fiスポット」「au Wi-Fi SPOT」「docomo Wi-Fi」などの公衆無線LANサービス。
ソフトバンクとauが一時期スポットの「数」をひたすら競っていたこともあり、気が付けばWi-Fi大国になっていたことが明らかになりました。

◆Wi-Fiスポット数は世界的に成長中
Global Wi-Fi Hotspots Will Grow to 7.1 Million in 2015 as a Method to Offload Traffic
調査会社ABIリサーチによると、Wi-Fiスポットは世界的に普及を始めており、2013年には420万スポット(携帯電話会社以外の会社が展開した数を含む)に達したそうです。また、今後も平均成長率15%ほどで増え続ける見込みで、2018年には1050万スポットになるとのこと。
このような伸びを見せる背景として、ABIリサーチのアナリスト・Marina Luさんはモバイル回線のデータ通信量が2013年の2万3000ペタバイトから、2018年には19万ペタバイトまで膨れ上がることを挙げた上で「Wi-Fiは携帯会社とモバイルユーザーの双方に費用対効果の高い方法であり、3G/4Gモバイルインターネットの負荷を軽減するのに役立ちます」とコメント。
実際にブラジルではFIFAワールドカップのためにWi-Fiスポット50万ヶ所を2013年末までに設置し終えたほか、中国ではチャイナモバイルが42万、チャイナテレコムが12万8000、チャイナユニコムが7万2000ヶ所を設置するなど、特に人口が多い国家で集中的に整備が進められています。
◆実は世界有数のWi-Fi大国だった日本
なお、BUZZAP編集部で携帯各社に最新のWi-Fiスポット数(2014年5月時点)を問い合わせてみたところ、携帯3社だけでブラジルや中国を上回る85万スポットを展開し、世界シェアの2割を占めていることが明らかに。
NTTドコモ:15万
KDDI(au):24万
ソフトバンク:46万
携帯電話会社にとどまらず、コンビニエンスストアなどもWi-Fiスポットの展開に乗り出していることや、人口および国土を考えると、これほどWi-Fiスポットが密集している国はそうそう無いのではないでしょうか。
◆Wi-Fiスポット数を競う時代は終了、「質」の時代に
2012年9月時点で、ソフトバンクが31万、KDDIが20万ヶ所であったことを考えると、あまり増加していない感もある携帯各社のWi-Fiスポット。
しかしこれは主要地点に敷設し終えたことの表れであると同時に、数を競う時代は終わったことを意味するのではないかと思われます。
最近の携帯各社の取り組みの一例。ソフトバンクは「ソフトバンクWi-Fiスポット」としてだけでなく、無料無線LANスポットとしても利用できる「東京お台場FreeWiFi」の整備を行っています。

一方でauは鉄道やバスの車両自体に「au Wi-Fi SPOT」を取り付ける試みを導入。絨毯爆撃のようにWi-Fiスポットを敷設して回るのではなく、「質」を意識した整備を進めているのが現状です。

このように一躍Wi-Fi大国となり、今もなお質の向上を目指した整備が続けられている日本。しかしながら無料Wi-Fiスポットを利用したい外国人観光客などにとって不親切な部分は今なお多く、東京オリンピックが開催される2020年までにどのように改善されるのかにも注目が集まりそうです。

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ドコモ・KDDI・ソフトバンクがWi-Fiスポット無料開放へ、災害時や外国人観光客向けを想定

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事業者各社がWi-Fiスポットの開放に乗り出すことを先日BUZZAP!でお伝えしましたが、その詳細が明らかになりました。世界有数の敷設数を誇る日本ですが、いよいよ会社の壁を越えて活用されることになります。

本日行われた「無線LANビジネス推進連絡会」の発表。

登壇者は総務省 総合通信基盤局 データ通信課長 河内 達哉氏

無線LANビジネス推進連絡会 会長 小林 忠男氏(NTTブロードバンドプラットフォーム株式会社 代表取締役社長)

無線LANビジネス推進連絡会 運用構築委員会委員長 大内 良久氏(KDDI株式会社 Wi-Fi事業推進室 室長)

無線LANネットワーク構築について、業界を横断する取り組みを実施するのが無線LANビジネス推進連絡会です。




国内の事業者(NTTBP・NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)が敷設しているWi-Fiスポット(重複無し)は3年間で70倍の90万ヶ所。これにホテルなどの無線LANを足すと100万ヶ所程度になります。

利用者数も急増。スマホユーザーの4人に1人が使えます。





無料開放の条件は「通信ネットワークが広範囲に被害を受け、携帯電話やスマートフォンが利用できない状態が長時間継続する恐れがある場合」で、72時間以内に提供されます。



悪用などのABUSE対応が必要なので国内では登録ユーザーのみになっているWi-Fiだが、災害時には暗号化無しで提供したいとのこと。セキュリティ面では問題があるものの、安否確認の手段を提供することを優先しています。



災害用統一SSIDは「00000JAPAN」。すでにゼロが4つのキャリアがあるので、五輪にちなんで5個になりました。



さらに訪日外国人向けにも公衆無線LAN提供へ。


各地の取り組み紹介。「Japan Connected free Wi-Fi」にも対応。








◆質疑応答
日経新聞金子:
偽アクセスポイント問題があると思うが、前もって手を打てるのか。接続手段はアプリなど?
KDDI大内:
災害に特化したものなので切り離したい。ABUSE対応としてはMACアドレスでの追跡を考えている。未然に防ぐことは難しいので、起きた時の対応を考えていきたい。接続手段についてはWi-Fiをオンにすると自動的に繋がる。端末へのプリセットなどにもチャレンジしていきたい。
?北島:
無線LANの悪用は?
NTTBP小林:
NTTグループでも研究を進めている。専門のベンダーなどと協力をしていかないといけないと思っている。爆発的なトラフィック対策など、すべてのことがチャレンジ。お国やキャリアと連携してやっていく。
日経BP榊原:
無料開放の条件として「広範囲での災害・長時間継続」を定義しているが、基準は?携帯網の復旧に72時間以上かかりそうだと先回りしてWi-Fiが開放されるのか。どういうタイミングで開放されるのかの手順も。遠隔操作で開放できる?
KDDI大内:
「広範囲」の定義は東日本大震災以降、携帯各社で災害に強いネットワークを構築している。東日本大震災の時はそのような定義が無かったが、県単位を想定しています。大都市と地方で差が出るため、厳密には定義しない。具体的に言うと携帯会社の判断。
無料開放は災害発生から72時間「以内」に発動。携帯網が使えない状況であれば、3日以内に早く開放しようという趣旨。車載型基地局などを出動させても「面」としてカバーできない場合、できるだけ多くの人々が通信手段を利用できるようにするため、開放する。基本的に遠隔操作だが、APによっては手動も。
フリー佐野:
「00000JAPAN」は携帯3社が開放するだけ?Wi-Fiスポットはバックボーンが死ぬ場合(アクセスポイントにつながるけど通信できない状態)があるが、どうするのか。
KDDI大内:
まずは携帯キャリアから始めます。ブラックホール問題(アクセスポイントにつながるけど通信できない状態)については、最近のアクセスポイントはバックボーンにつながらないことを自分で判断する機能があります。(※ただし一部を除く)
マイナビ:
釜石市で実験をされて、00000JAPAN以外に成果が出たものは?暗号化ができていないところが問題点ということだが。
KDDI大内:
暗号化を確保しながら無料開放することがテクニカルにできないので、「関係ないところは開放しない」などの対策を行う。
ケータイWatch:
ガイドラインのスタートはいつから?
KDDI大内:
今日の段階では開始時期を明言できないが、明日にでも始めたい気持ちで臨んでいきます。

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ソフトバンクの新「スマ放題」に思わぬ落とし穴、3日間で1GB制限も家族でシェアすることが明らかに→SB側の間違いでした

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ソフトバンクが先ほど発表した新「スマ放題」。ドコモのカケホーダイをほぼすべてコピーした内容ですが、思わぬ落とし穴がいきなり見つかりました。

BUZZAP編集部でソフトバンクモバイル広報室に問い合わせたところ、1つのパケット定額パックを家族で分け合える「家族データシェア」は、3日間で1GB以上通信した場合に発動する通信速度制限についてもシェアするそうです。

つまり両親(A、B)と子ども(C)の3人家族で「データ定額パック」を分け合った場合、3人の通信量の合計が3日間で1GBを超えた場合、シェアしている全員に通信速度制限がかけられるとのこと。
ソフトバンクの「3日間で1GB」超過時の通信速度制限は非常に厳しく、超過した翌日6時~次の日の6時まで、3G以下の通信速度に。どれほどのものかは以下に掲載する、通信速度制限時のau回線(左)とソフトバンク回線(右)の比較動画を見れば分かると思われます。
速度制限時にソフトバンク回線で動画視聴は困難 – YouTube

スピードテストが成り立たないほど速度を落とすソフトバンクの「3日間で1GB」規制 – YouTube

なお、ソフトバンクモバイル広報室によると、月間15GB通信できる「データ定額パック15」以上を契約していれば、通信速度制限の基準が「3日間で2GB」に引き上げられるとのこと。
また、BUZZAP編集部で同じ内容をNTTドコモに問い合わせたところ、パケットパックをシェアしている各ユーザーごとに「3日間で1GB」の基準を満たすかどうかをチェックしており、規制が行われた場合もあくまで超過したユーザーのみという回答であったため、ソフトバンクと内容が大きく違うことが分かります。
何も知らない子どもがスマホでニコニコ動画やYouTube視聴→翌日発動した速度制限で、出先にいたお父さんが取引先とデータをやり取りできず→阿鼻叫喚の家族会議……という、積木崩しのような展開すら思いついてしまう今回の新スマ放題。
25歳以下の子どもがいる場合、利用できるデータ通信量が1GB追加される「U25ボーナス」が提供されるため、「データ定額パック10」までの契約にとどめてしまうケースも十分考えられるわけですが、規制の内容についてはドコモに追従しないのでしょうか。
・18:50追記
ソフトバンクモバイル広報室より「改めて確認しましたところ、規制に関しては家族とシェアするようなことはなく、通常の個人のお客さまと同様で、回線ごとに利用量を確認し、1GBないし2GBを超過した場合、該当する回線のみ規制する形となります」との電話がありました。
なお、BUZZAP!の記事を見て同様の問い合わせをしてきた各報道関係者に対しても、これから同様の案内を行うとのことです。

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auの通話定額プランはまもなく登場、KDDIが正式に認める

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各社の報道で導入を検討しているとされていたauの通話定額プランですが、KDDIが準備を進めていることを正式に認めました。

BUZZAP編集部でKDDI広報部に確認したところ、同社は新プランの導入について「準備中」と回答しており、導入が既定路線となったことを認めています。
以前同社に問い合わせた際に回答していた「検討中」から「準備中」へとステップアップしたことや、ソフトバンクが追従したことを考えると、発表は時間の問題だと思われますが、やはり気になるのはその内容。
おそらく通話定額部分については、かねてからお伝えしている通り、接続料の関係でNTTドコモの「カケホーダイ」よりも低価格にするのは難しく、ソフトバンク同様横並びになるのではないかと考えられます。
しかしドコモと完全に同内容となると、支払額はほぼ変わらないにもかかわらず、音声通話定額が利用できるようになる代わりに、通信できるデータ量が7GBから5GBに減ってしまうなど、特に1人で契約するユーザーにデメリットが発生する場合もあるわけです。
また、NTTドコモはLTE(Xi)ユーザー向けの料金プランを「カケホーダイ&パケあえる」に統一する方針で、既存プランは2014年8月末で新規受付を終了するとしていますが、上記のように1人で契約するユーザーが困りかねないことを考えると、音声定額を必要としないユーザーのために、既存プランを残すなりしたほうが良いのではないか……とも思われます。
田中社長が「みんな、よく安いって書きますよね」と述べ、自ら少しハードルを上げた形に見えなくもないKDDI。大トリを務めることになるだけに注目が集まりますが、単なる追従で終わらせるのか、それとも少し違う色を見せるのかが気になるところです。

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KDDI(au)が新料金プラン「カケホとデジラ」発表、auスマートバリュー適用可能でヘビーユーザーも割安に

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NTTドコモ、ソフトバンクに続き、いよいよKDDIがauの新料金プラン「カケホとデジラ」を発表しました。

auの新料金「カケホとデジラ」音声通話定額と一人ひとりに合った選べる6つのデータ定額サービス | 2014年 | KDDI株式会社
プレスリリースによると、8月13日から提供開始されるKDDIの新プランは国内通話完全定額の「電話カケ放題(カケホ)」とデータ定額プラン「データ自由ライフ(デジラ)」で構成。カケホの基本料金は他社同様、スマホ利用時で2700円ですが、データ定額プランが大きく異なる内容となっています。
発表会の様子。登壇したのは田中社長です。

auの2014年夏モデル発表会で、唯一発表されなかった新料金プラン。

スマホが普及し、利用するデータ通信量が多様化してきた中で、それぞれのクラスタにマッチした段階別料金を提供することになりました。





まずは他社の新料金。2GB、5GB、10GB、15GBと段階が少なく、画一的ですが……

auの新料金はデータ利用状況に応じた「スーパーおトク」な内容を提唱。


2GB、3GB、5GB、8GB、13GBと、きめ細かいデータプランが提供され、さらに1GBあたりの単価も割安になります。




月間データ容量を超過した場合も「データチャージ」で1GBあたり1000円で購入可能。有効期間は62日間なので、余った場合翌月にも繰り越せます。

個人契約がベースとなったauの新プラン。家族契約の場合は「データギフト」という形でサービスが提供されます。


他社のサービスは「家族でパケットをシェアできる」という部分を押し出していますが、一蓮托生になる内容に対し、必ずメリットがあるとは限らないと主張。




12月からは提供される、必要に応じてデータ容量を家族で贈りあえる「データギフト」は本当の意味で無駄が無いとしています。なお、ギフト分のデータは当月内のみ利用可能です。


新料金プランの名称は「カケホとデジラ」に。


さらに他社は25歳以下のユーザーのみを割引していますが、auスマートバリューを使えば全員が割引可能に。



NTTドコモやソフトバンクのプランと比べると、どれだけリーズナブルなのかがよく分かります。


また、契約年数に応じて3ヶ月に1度データ定額の容量がアップする「長期優待データギフト」も。

各種長期特典は以下。

もちろんauケータイ向けにも「電話カケ放題」が提供され、データ通信プランを契約するとスマートバリューの適用対象に。



各種キャンペーンの開始日時やまとめはこんな感じ。


新プランの提供に合わせて、新料金プランを申し込んだユーザーに8月から11月の間、データ容量の20%アップが提供される「auからのデータギフトキャンペーン」をはじめとした各種キャンペーンも展開されます。






・質疑応答
時事通信橋本:
「価格競争ではなく価値競争をする」と前回の発表会をしていたが、価格競争じゃないのか。業績への影響は?何割が割安になるのか。
田中社長:
「田中は価値競争をやっていく」と申し上げていたのに、価格競争じゃないか……というご指摘ですが、「値上げになってはまずい」という考えはございます。我々は2社さんとは違ったやり方をやりたいと思っています。より個人の考えを反映した、データライフに合った内容にするため、データギフト型のプランにしました。私自身は価値提案だと思っています。業績に与える影響については折り込み済みです。我々としては「かなりの人が安くなるんじゃないかな」と考えています。
朝日新聞ナガシマ:
なぜこの時期の導入なのか。ドコモの発表を受けた前倒しなのか。
田中社長:
「もう少しゆっくりしようかな」と思っていたのですけれども、他社さんが出してしまったから「早く出せ」という声が営業の現場からあったので、前倒ししました。少しこれから市場がレイトマジョリティの方に移りますので、エントリーポイントが低いプランを含めてティアードでご提案させていただきました。
?:
従来プランは維持されるのか。カケホとデジラのネーミングの由来は?
田中社長:
少なくともLTEプランにおいては移行したいと考えているけれども、既存のプランも引き続き利用できるようにする。通話定額は「少し高い」という気がしないでもない。統計によると「通話定額になると通話が4割増える」という数字もあるため、非常に微妙なラインです。
「パケホとモジラ」……失礼、「パケホとデジラ」はスマートライフに合わせた内容にしようと考えた結果で、先週の金曜日に決まりました。
フリー石野:
1GBから展開しているMVNOのようにもっと区切っても良かったのでは?
田中社長:
あまりたくさんありすぎると実際のお客さんがお悩みになりますし、これくらいでいいじゃないかな……とさせていただきましたのが本音です。
日経新聞金子:
まず「他社さんと違うもの」という説明でしたが、同じ土俵の上での争いだと思う。まったく違い土俵を作るという考えは無かったのか。データギフトの考え方は、家族それぞれが2GB、5GBといったように買った上でギフトするのか。
田中社長:
通信事業者の料金スキームはかなり理論的に開発が進んでおりまして、ユーザーは複雑になるとフラットを求めるようになり、フラットを進めると段階制が欲しくなる……というのを長年繰り返してきました。スマホというドライバの中でレイトマジョリティに移っていく中、3社とも同じ方向にシフトするのは王道的な料金の選び方です。
家族をどう捉えるのか、という部分だが、家族間をシェアする「シェアード型」か「ギフト型」の2つがプランとしてある。ドコモさんは前者を選んだ。auの場合、それぞれの人がティアードのプランを契約し、余ったデータをいつでもギフトできる。シェアード型は家族密着度が高いところでは合うが、子どもの自主性が強くなってくると、ギフト型のほうがマッチすると考えています。
日経コミュニケーション堀越:
ドコモさんは法人向けに細かく切ったプランを出してきたが、法人でも同じ内容にするのか。データギフトがなぜ12月からなのか。バックエンドのシステムが間に合わなかったのか。今後VoLTEを導入すると思うが、料金プランはどうなるのか。
田中社長:
法人はコンシューマー向けとは別のプランをやりたいと考えています。データギフトが少し先になるのは競争環境の変化のために新プランを前倒したためで、設備を含めた対策を打っておく必要があり、2段階での展開となります。VoLTEについては基本的にはあまり変わりません。

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ドコモも画像・動画を圧縮する「通信の最適化」導入へ、ただし強制適用はソフトバンクのみ

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ソフトバンク、KDDI(au)に続いてNTTドコモも「通信の最適化」を導入することが明らかになりました。

BUZZAP編集部でNTTドコモ広報部に問い合わせた内容と回答は以下の通り。
BUZZAP編集部:
御社も通信速度の最適化を実施すると一部で報じられていますが、これは事実でしょうか。
NTTドコモ広報部:
今後通信の最適化を導入する予定ですけれども、現状では始まっていません。開始する際は別途お客さまにご案内させていただきます。なお、店頭では6月から通信の最適化について説明をさせていただいております。
BUZZAP編集部:
auはお客さま相談センターで非適用を申し出ることができますが、御社の場合は?
NTTドコモ広報部:
弊社でもドコモインフォメーションセンター(151)に電話すれば非適用にすることができます。
BUZZAP編集部:
ありがとうございました。
なお、BUZZAP編集部で検証したところ、すでに通信の最適化を導入しているKDDIはほとんど画像などの圧縮を行っておらず、ウェブサイトで高画質写真などを閲覧しても元データをそのまま受信できるのに対し、ソフトバンクはほぼすべてのファイルを強制的に圧縮。
中には「アルゴリズムの関係で元ファイルより若干データサイズが大きくなり、さらに画質が劣化してしまう」といった事例も見受けられますが、ドコモやauと異なり、ソフトバンク(およびSoftbank 4G-S契約のイー・モバイル)では通信の最適化を解除することができません。



表示品質があまり劣化しないのであれば、ネットワークの負担を軽減するためにもある程度の圧縮はやむなし……と考える人もいるかと思われる通信の最適化。
しかし「カメラの画質比較記事すらオリジナルと違う形で表示されてしまう」というのはコンテンツ制作側・ユーザー双方にデメリットとなりかねないため、ユーザーに選択肢を与えているドコモ・auの姿勢は評価されるべきではないでしょうか。

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【動画あり】Gレコ制作中の富野由悠季監督が機動戦士ガンダム展「THE ART OF GUNDAM」開会式でスピーチ

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いよいよ本日、史上最大となる機動戦士ガンダム展「THE ART OF GUNDAM」が大阪で開会しましたが、ガンダムの生みの親・富野由悠季監督が来場し、スピーチを行いました。

オープン初日なこともあり、人でごった返す会場。

開会式の様子。左から富野由悠季監督、バンダイ代表取締役兼チーフガンダムオフィサー 上野和典氏、サンライズ代表取締役宮川恭夫氏など、そうそうたる面々です。

時折天を仰いだり、会場に向かって会釈していた富野監督。

まずは主催者である朝日新聞社 執行役員 企画事業担当 坂本弘子さんによる挨拶。朝日新聞では機動戦士ガンダム本放送時に読者と記者がガンダムについて語り合う企画を紙面で実施。先日も35周年を記念した記事が一面に掲載されました。

いよいよ富野監督のスピーチです。

監督は1000点にも及ぶアートワークなどが展示された、史上最大となる今回の機動戦士ガンダム展について「自分自身が現場(スタジオ)で見ていた、マテリアル(素材)でしかなかったものが、このような形で35年目にしてまとまって見せてもらって、とてもビックリしたことが起こりました」などとコメント。
「原画や背景の持つビビッドな力を思い知らされた」「デジタル時代になって絶対に忘れてはいけないという衝撃を受けた」などとして、年を取った人、そして子どもたち(富野監督いわく「お子」)へのメッセージを以下のように述べています。
富野由悠季監督が機動戦士ガンダム展「THE ART OF GUNDAM」開会式でスピーチ – YouTube

なお、富野監督のスピーチ全文を書き起こすと以下のように。やはりどことなく「富野節」が利いていることに安心させられます。
おはようございます。昨日、一応この会場をざっと見て正直とても驚かされました。自分自身が現場で見ていた、つまりスタジオで見ていたものっていうのは全部現場作業(電波産業?)の絵でしかなかった、マテリアルでしかなかったものがこういう形で35年経ってまとまって見せてもらって、とてもびっくりしたことが起こりました。
それはどういうことかというと、我々は実際に暮らしをしている中で、毎日一生懸命です。ですから色んなことを忘れているということを思い知らされました。35年前のアニメの原画とか背景芸術ですが、それが持っているビビッドな力というものはどういうものかということを思い知らされました。
ことに大河原邦男、中村光毅の絵が持っている力というものは、今我々がデジタル時代になって絶対に忘れちゃいけないものを見せられたことにとても衝撃を受けました。お年を召した方はそういうものがどういうものかっていうことを見抜いて欲しい。これから大きくなっていくお子達には「一見こういう風に楽しく見れるものなんだけど、すごい何かが含まれている」ということを、より感じていただけたら嬉しいと思いますし、そういう展示になっていると思いますので、ぜひ見ていただきたい。
楽しんでくださいとは言いません。今言ったことを考えていただきたい。お子達はとにかくわぁっとして見ていただいて結構なのでぜひ見ていただきたいと思います。何よりも今回こういう形で催場をご提供いただいてガンダム展を開催することができました。関係者の皆様、心から御礼申し上げます。どうも本当にありがとうございました。
「THE ART OF GUNDAM」で展示されている、大河原邦男氏・中村光毅氏による原画やラフデザインの一例。あまりの緻密さに目を見張るものがあるため、是非生で見てみることをオススメします。

基本設定:ガンダム 大河原邦男、1978年 (c)創通・サンライズ

ラフデザイン<ザク> 大河原邦男、1978年 (c)創通・サンライズ

ラフデザイン<ホワイトベース> 大河原邦男、1978年 (c)創通・サンライズ

美術ボード スペース・コロニー・サイド・7 中村光毅、1979年頃 (c)創通・サンライズ

劇場版機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編ポスター原画 大河原邦男、1982年 (c)創通・サンライズ
テープカットの様子。開会式は来場者の大きな拍手に包まれ、ガンダムを愛する人々の多さを改めて思い知らされる内容となりました。


機動戦士ガンダム展「THE ART OF GUNDAM」
【大阪会場】
開催日程:2014年7月12日(土)~8月31日(日)会期中無休
開館時間:10:00~20:00(入館は19:00まで)
会  場:大阪文化館・天保山(大阪府大阪市港区海岸通1-5-10)
料  金:一般・大学生2000円(1800円)/中学・高校生1500円(1300円)
     4歳~小学生800円(600円)※カッコ内は前売り・団体価格
HP:機動戦士ガンダム展「THE ART OF GUNDAM」

【【動画あり】Gレコ制作中の富野由悠季監督が機動戦士ガンダム展「THE ART OF GUNDAM」開会式でスピーチ】を全て見る


KDDIと住友商事がミャンマーの通信事業に参入、2000億円を投資へ

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KDDIと住友商事が緊急記者会見を実施することが明らかになりました。発表会場からお届けします。

◆KDDIと住友商事がミャンマーの通信事業に参入
ミャンマー連邦共和国における通信事業への参入について | 2014年 | KDDI株式会社
KDDIおよび住友商事のプレスリリースによると、ミャンマー連邦共和国政府機関「ミャンマー国営郵便・電気通信事業体(Myanma Posts & Telecommunications、MPT)」との間で、共同で通信事業を行うことに合意し、契約を締結したそうです。
KDDIと住友商事はシンガポールに合弁会社「KDDI SUMMIT GLOBAL SINGAPORE PTE. LTD.」を設置し、KSGSがミャンマーに子会社のKDDI Summit Global Myanmar Co., Ltd. (以下「KSGM」) を設立。KSGMとMPTは、事業協力や利益分配などを規定した本共同事業に係る契約を締結し、KDDIと住友商事はKSGMを通じて共同事業を行うとしています。
なお、ミャンマーは約6500万人の人口に対し、携帯電話普及率は約10%。
KDDIと住友商事は、KDDIの総合通信事業者として国内外で培った経験や技術力と、住友商事のミャンマーにおける60年以上にわたる実績と海外での通信事業で培ったノウハウと経験を活かし、通信インフラの整備を通して、モバイルと固定通信サービスにおいて世界最高水準の品質を誇る「日本品質」のサービスを提供。
また、コールセンターや店舗におけるカスタマーサービスにも注力し、お客さま満足度の向上を図るとしています。
◆緊急記者会見の内容
登壇者はKDDI株式会社 代表取締役執行役員専務 石川 雄三氏、住友商事株式会社 代表取締役 副社長執行役員 佐々木 新一氏です。

参入までの沿革。ミャンマーは政府は外資系企業2社に新規ライセンスの提供を2013年6月に行いましたが、KDDIは落選。情報通信省傘下の独占キャリア「MPT」と共同で事業を運営することになりました。


ミャンマーの携帯電話普及率はわずか10%。CAGR(年平均成長率)92%という猛烈な勢いで携帯電話加入者が増えている、ラストフロンティアです。

KDDIと住友商事がシンガポールに設立する合弁会社「KDDI SUMMIT GLOBAL SINGAPORE PTE. LTD.」


住友商事の佐々木氏による解説。60年にわたってミャンマーで事業展開。ライフラインに加え、海外企業の参入などにも欠かせない通信網の整備などにも取り組んできました。





ミャンマー市場の可能性。今はまだ10.5%しか携帯電話が普及していませんが、政府は2016年までの3年間で約4750万契約を増やし、普及率を8割にする目標です。



ミャンマー最高のオペレーターを目指し、モバイルだけでなく固定回線も整備へ。モバイルのエリア整備には2000億円を投じます。






駐日ミャンマー連邦共和国大使 キン マウン ティン氏が登壇。同国参入への期待を述べました。

公開されたイメージビデオ。「MOVING MYANMAR FORWARD」がキャッチコピーです。
KDDIと住友商事がミャンマーの携帯電話事業参入イメージビデオ – YouTube

◆質疑応答
時事通信橋本:
合弁会社でなく共同事業ということだが、どう違うのか。この2社で新たな通信網を整備するということだが、2000億円は携帯のみ?通信方式は?
住友商事佐々木:
MPTは国営会社であるため、合弁会社を作れません。今回のビジネスモデルはそのためです。実際はほとんどジョイントベンチャーとほとんど変わらないと思っていただいて構いません。
KDDI石川:
設備投資につきましてですが、現在のところは固定とモバイルを合わせた額です。現在は2Gと3Gが混在しており、ベースバンドが900MHz帯で、GSMを使っているため、データ通信が普及するにはまだ時間がかかります。3Gで都市部のデータ通信の需要をまかなう考えで、市場の成長を踏まえてLTEも視野に入れたい。近い将来周波数が割り当てられたら積極的に検討していきたい。
毎日新聞横山:
共同事業はすぐスタートできるようなもの?新規事業者が来る中で、どれくらいのシェアを取っていくつもりなのか。
KDDI石川:
すぐスタートできます。契約締結前に一緒になってどういうオペレーションが必要なのかは協議してきた。シェアは現在100%でございますので、確かに強敵は強敵ではございますが、海外事業での経験は持っておりますし、一定程度のトップシェアは数年後も取らなきゃいけないと思っていますし、そのためのフォーメーションやキャパシティがある。
NHK:
国内事業を鑑みてミャンマーに投資する背景は?2000億円はどういう期間で投入されるのか
KDDI石川:
当たり前ではありますが、長い目で見れば人口が少なくなっていく中、そんな大きな成長はできないと思っておりまして、海外に目を向けることが必要だと思っています。アジア地域はグローバル展開する中でも強化地域で、携帯電話普及率の低いミャンマーへの参入は意味が大きい。
通信というのは国民の利便性や楽しさなど、生活を豊かにするファンクションを持っているため、ミャンマーの国民の方々に提供したいということを強く意識して参入した次第です。具体的な数字は申し上げられないが、急速なエリア展開のために初年度、2年目はそれなりに大きな投資になると思っています。
日経河野:
参入してどれくらいで利益になるのか、社内での参入の是非はどうだったのか
KDDI石川:
かなり早いタイミングで黒字化できると見込んでいます。成長のまっただ中にいる市場なので、ご理解いただけると思っている。参入の是非についてはカントリーリスクなどの調査を行った上で、確信を持ってやってきました。
フリー石野:
現在のARPUはどれくらいで将来の目標は?国内では端末・SIMカードを含めたセットで事業展開しているが、ミャンマーではどうするのか。
KDDI石川:
具体的な数字は言えませんが、南アジアでは3~4ドルだったりするが、東南アジアではもっと高い。普及が進めばARPUはどんどん下がるとみて事業計画を立てているが、3Gや4GへとシフトすればデータのARPUが上がる。事業計画としては堅めです。
現在では端末とSIMが分かれて提供されている状況です。MPTはSIMのみを提供していますが、「SIMと端末のセットで便利に使える、簡単に手に入る」といったモデルを施行したいとも考えている。商習慣を加味した上で進めたい。
なお、記者会見後のぶら下がりによると、ミャンマーでは音声通話、SMS利用が中心であるため、第2世代携帯電話「GSM」を引き続き展開するとのこと。しかし都市部ではiPhoneなどのスマホを利用するユーザーも増え始めているため、3G網の整備に合わせて日本の3Gスマホのリユースなども視野に入れるとされています。

【KDDIと住友商事がミャンマーの通信事業に参入、2000億円を投資へ】を全て見る

【速報】au 4G LTEが格安の「mineo(マイネオ)」がWiMAX 2+やCA正式対応、3GBプランや最新全部入りスマホも投入

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つながりやすいプラチナバンド(800MHz)で実人口カバー率99%を実現した「au 4G LTE」を格安で利用できる、ケイ・オプティコムのMVNO(仮想移動体通信事業者)サービス「mineo(マイネオ)」。
開始まもない同サービスですが、auのWiMAX 2+(下り最大110Mbps)やLTEを2本束ねるキャリアアグリゲーション(同150Mbps)にも正式対応することや2GB、3GBプラン、2014年夏モデルとして販売されている最新スマホの導入が発表されました。

発表会の様子。


6月3日のサービス開始から1ヶ月半で約2万件の加入を獲得。初年度10万件獲得に向けて順調な滑り出しを見せています。


エリアや速度に満足の声があるものの、プランの選択肢が少ないなどの不満点がありましたが……

8月5日(火)から、前述の新サービスと新端末が提供されます。

一般的なスマホユーザーの約64%は、3GB未満しか通信していないという調査結果を元に、新プランを提供することに。

3GBプランはかなり割安になります。

音声通話を付けても3GBで2940円。先日「1GBで2980円」を打ち出したワイモバイルよりもリーズナブルです。

新たに提供されるスマホは「AQUOS SERIE SHL25」。本体一括7万5600円で、3150円の24回払いでも購入できます。

さっそくレビューしてみました。
【速度計測付き】MVNOなのに本気の全部入り、mineo仕様の「AQUOS SERIE SHL25」速攻レビュー

そして新料金プランは1GBが980円(音声通話付きのデュアルタイプは1590円)、2GBは1580円(同2190円)、3GBは2330円(同2940円)。3GB使えてAQUOS SERIEの本体代込みでも月額6090円。一方大手3社は2GBで6500円(もちろん端末代は別)です。

ちなみに「DIGNO M」同様、AQUOS SERIEでもテザリングやおサイフケータイを利用可能。月額370円の「端末安心サポート」に加入すれば、落下や水没による故障にも対応できるため、「白ロムは壊した時が心配」というユーザーも安心です。
各社のプランを比較。最もカバーエリアが広く、キャリアアグリゲーションでさらに通信が安定したau 4G LTEを使えることを加味すれば、十分魅力的な内容ではないでしょうか。

また、秋にはさらなる新サービスや新スマホが投入される予定。

NHK岡村:
mineoをスタートしましたが、手応えは?短期間に新サービスを始めるが、需要は?秋には何出すの?
ケイ・オプティコム:
今回我々は初めて全国サービスでモバイルをやらせていただきましたが、先行予約も大変多く非常に順調な滑り出しです。2GB、3GBコースは「1GBでは足りない」という声のため。端末については、「MVNOの端末はスペックが低い」という声があったため、1台目に置き換えてもらうことを狙い、導入をさせていただいた。秋には幅を拡げるために低価格な端末などを導入させていただければ……と思っております。
産経小田:
ユーザーの通信量が3GB未満というのは、いつのデータ?容量を増やすことで負担は増える?
ケイ・オプティコム:
7月のデータで、6割くらいはカバーできると思っております。オペレーションなど、システム周りの話があるものの、設備投資などの面での負担は特にありません。
なお、囲み取材の場ではmineo端末のラインナップとして、iPhoneに興味を持っていることがコメントされました。Appleの公称はメガキャリアでも苦戦するようなものであることもあり、あくまで具体的な話は進んでいないとされていますが、今後の展開が気になるところです。

【【速報】au 4G LTEが格安の「mineo(マイネオ)」がWiMAX 2+やCA正式対応、3GBプランや最新全部入りスマホも投入】を全て見る

【まとめ】地方で格安MVNO「mineo」は使えるのか、au 4G LTEのエリアを四国旅行でテストしてみた

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大手携帯電話会社の回線を借り、独自のサービスを展開するMVNO(仮想移動体通信事業者)市場がにぎわう中、6月にスタートしたケイ・オプティコムの「mineo(マイネオ)」。
人口カバー率99%の「au 4G LTE」を使った初のMVNOということで期待されつつも「データ通信は4Gエリアでしか使えない」という部分を気にしている人は少なくないはず。そこで今回、少し早い夏休みとして旅行に行ったついでに、地方でどれだけ使えるのかを試してみました。

というわけで、以下の各記事が旅行レポート。更新次第追記していきます。
人口カバー率99%の「au 4G LTE」を海の上で使えるか試してみた

【【まとめ】地方で格安MVNO「mineo」は使えるのか、au 4G LTEのエリアを四国旅行でテストしてみた】を全て見る

ソフトバンクが密かにプラチナバンドのLTEを展開、キャリアアグリゲーションも開始することが明らかに

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かねてから提供予定と告知していたものの、正式スタートの案内が一切無かった「プラチナバンドのLTE」をソフトバンクが密かに展開していることが明らかになりました。
また、iPhone 6発売に合わせてキャリアアグリゲーションも提供されることも判明しています。詳細は以下から。

BUZZAP編集部でソフトバンクモバイルの広報室に問い合わせたところ、同社は7月から900MHz帯のプラチナバンドを用いたLTEを提供していたそうです。
また、iPhone 6の発売に合わせて900MHz帯と2.1GHz帯を組み合わせたキャリアアグリゲーションを提供する予定で、下り最大150Mbpsを実現するとのこと。
なお、気になるエリアについてはプラチナバンド・キャリアアグリゲーション共に沖縄県の一部地域とされています。

【ソフトバンクが密かにプラチナバンドのLTEを展開、キャリアアグリゲーションも開始することが明らかに】を全て見る

【レビュー付き】au OSAKAのiPhone 6発売記念イベントにヨドバシ梅田を超える列、杉咲花も登場して大盛況に

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ついに本日発売となったiPhone 6。在京メディア各社が首都圏で行われる発売記念イベントを取材する中、在阪メディアのBUZZAP!ではあえて関西唯一のKDDI直営店「au OSAKA」でのイベントを取材してみました。
恒例のハイタッチも行われるなど、大盛況となったほか、auのCMキャラクターとしてテレビ出演している杉咲花さんが登場し、かわいらしさを感じさせるトークを繰り広げるなど、盛りだくさんの内容となっていました。また、iPhone 6を実際に触ってみた感想もお届けします。

◆ヨドバシ梅田よりも並んだ「au OSAKA」
いよいよiPhone 6発売の朝6時30分ごろ、BUZZAP編集部がまず向かったのは「日本で一番売り上げるヨドバシ」ことヨドバシカメラマルチメディア梅田。よくよく見ると入口の右横に看板や人影が見えます。

すでにiPhone 6を予約した人が並んでいる待機列でした。

よくよく見るとソフトバンク・ドコモが10人弱並んでいるのに対し、auはわずか2人のみ。それはそうと「とある科学の超電磁砲」デザインがあしらわれたブランケットが非常に気になります。

au版iPhone 6待機列のあまりの少なさに首をかしげながら、すぐそばのグランフロント大阪にある関西唯一のKDDI直営店「au OSAKA」に向かってみると……


そこにはヨドバシカメラマルチメディア梅田前で見かけたどのキャリアの列よりも多い人がいました。

ちなみに同じグランフロント大阪には「docomo OSAKA」「ソフトバンク グランフロント大阪」といった、携帯会社直営の旗艦店がありますが、待機列はありません。


そうこうしているうちに、au OSAKA内に待機列が入る時間となりました。

◆ハイタッチでスタートしたiPhone 6発売イベント
歓声の中、スタッフとのハイタッチで待機列の入場スタート。BUZZAP!で新型iPhone発売記念イベントを取材するのは初めてですが、お祭りのように喩える人が多いのがよく分かります。
iPhone 6購入者がハイテンションでハイタッチ in au OSAKA – YouTube

中には自作のiPhone 6/iPhone 6 Plus被りモノを身に着けた人も。かなりの気合いの入りようです。

いよいよiPhone 6発売イベント開始。KDDI株式会社 コンシューマ関西支社長 齋藤裕弘氏がau版iPhone 6の強みとして「全部入り」であることを強調。料金プランも完全通話定額と6段階のパケットパックで構成された新プラン「カケホとデジラ」だけでなく、旧プランも選べます。


会場に「花」を添えるため、auのCMキャラクター・杉崎花さんが登場しました。

やや緊張気味なところがかわいく、場を和ませていた杉崎さんと齋藤氏のトーク。
杉咲花と齋藤KDDI関西支社長のiPhone 6発売記念トークセッション in au OSAKA – YouTube

東京会場(KDDIデザイニングスタジオ)とのリアルタイム中継で同じauのCMキャラクターを務める松岡修造さんや福士蒼汰さんとのやりとりも披露されました。

松岡修造や福士蒼汰出演のau版iPhone 6発売イベント東京会場とリアルタイム中継 – YouTube

そしていよいよカウントダウン。
iPhone 6発売カウントダウン in au OSAKA – YouTube

みんなで手を振り上げて「5、4、3、2、1、ゼロ!!!」とカウントすると場内には金銀のテープが飛び交い、無事全国一斉発売を迎えました。

iPhone 6/iPhone 6 Plus購入者第1号には杉崎さんがシャツにサインし、齋藤氏によってiPhoneが手渡されました。



一連の様子はこんな感じ。
購入者第1号にiPhone 6手渡し、杉崎花がシャツにサインも – YouTube

みんなとてもいい笑顔です。



最後に杉崎さんがiPhone 6 Plusを手に取りトーク。「移動中などに映画を見るのに使いたい」とした上で、auのネットワークについて「ストレスなく快適に使える」「仕事で北海道や神戸に行くけれど、いろいろなところでつながりやすい」などとコメントしました。
杉崎花がiPhone 6 Plusとauのネットワークを語る – YouTube

フォトセッションの様子。杉崎さんが持っているのがiPhone 6 Plus、齋藤氏が持っているのはiPhone 6です。



なお、齋藤氏はイベント後の囲み取材で、iPhone 6商戦での販売戦略について「ネットワークの良さを説明して、お客様に納得していただきたい」という考えを示したほか、気になる在庫状況については「供給についてははっきりと言えないものの、初動の感触ではそれほど枯渇している状況にはない」とコメント。
iPhone 5s/5cの時にヒートアップしすぎていた感のあるキャッシュバックについては、「業界全体で問題になったので、(5sの時のような)競走は無いと考えている」としていました。
発売イベント終了後の店内。契約手続きを待つ人々で溢れかえっていました。


こちらは今回のイベントに合わせ、東京からやってきたという女性。被りモノは自作で、お目当てはiPhone 6の16GBモデルだそうです。

◆iPhone 6ざっくりレビュー、一番気になる持ちやすさは?
それではさっそく、ついに姿を見せた「iPhone 6」本体をざっくりとレビュー

4.7インチ液晶搭載で、iPhone 5(4インチ液晶)と並べると大きくなったことが分かりますが、そこまで極端な差ではありません。

背面はこんな感じ。

カメラはやや出っ張っています。

iPhone 5と比べて薄く、角が取れて持ちやすいデザインになっています。

背面にある防犯装置のせいで持ちづらいものの、片手でも画面の大半はカバーできる印象。大画面化で持ちにくくなるというデメリットよりも、見やすさなどのメリットの方が大きいのではないでしょうか。

こちらは5.5インチの大画面モデルとなった「iPhone 6 Plus」。単独で見ると大きさはピンときませんが……

iPhone 5と並べるとその大きさは一目瞭然。

iPhone 6同様、薄型ボディに。

背面はこんな感じ。

iPhone 6とカメラ周りのデザインはほぼ同じです。

片手持ちはかなり厳しく、両手持ち前提に。しかし画面が非常に見やすいというメリットもあるため、もともと両手持ちの女性や、スーツの胸ポケットに入れて手帳のように用いるビジネスマンにはiPhone 6 Plusのほうが向いているかもしれません。

【【レビュー付き】au OSAKAのiPhone 6発売記念イベントにヨドバシ梅田を超える列、杉咲花も登場して大盛況に】を全て見る

国内最大の家電見本市「CEATEC JAPAN 2014」記事まとめ

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毎年10月に千葉・幕張メッセで開催されている家電業界の一大見本市「CEATEC JAPAN」。
今年も本日10月7日(火)~10月11日(土)まで開催されているため、さっそく取材してみました。

取材記事は以下の通り。随時追加されます。
フレームレスな高性能スマホ「AQUOS CRYSTAL X」実機レビュー、ソフトバンク独占モデルに

SIMフリーで6インチな「Ascend Mate 7」レビュー、Xperia Z3と同世代のカメラやIPS-NEO液晶搭載の8コアモデルに

iPhoneがFelica対応になる「おサイフケータイジャケット」レビュー、他キャリア版でも利用可能に

シャープの次世代ディスプレイ「MEMS-IGZO」がタブレット向けに製品化、超高画質・低消費電力を実現

裸眼なのに3Dに見える、シャープが本気を出した「フルスペック8Kテレビ」

TORQUEと並ぶ超高耐久スマホ「BRIGADIER」のサファイヤガラスディスプレイをクギでいたぶってみた

板状じゃない「未来のスマホ」も、夢がある京セラのコンセプトモデルいろいろ

【国内最大の家電見本市「CEATEC JAPAN 2014」記事まとめ】を全て見る

au回線の格安MVNO「UQ mobile」が初のプロモーション展開、さっそく大阪駅の様子を撮影してみた

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昨年12月にサービスインした、au回線の格安MVNO(仮想移動体通信事業者)「UQ mobile」が初の大々的なプロモーションとして、全国3ヶ所・期間限定で広告を展開したため、さっそく大阪駅の様子を撮影してみました。
UQ mobileは先行してスタートしたケイ・オプティコムの「mineo」と異なり、MVNOを推進するために設立されたKDDIの子会社「KDDIバリューイネイブラー」が事業を手がけていますが、うまく広告展開で認知度を上げ、au回線のMVNOユーザーを増やせるのでしょうか。詳細は以下から。

ここは大阪の玄関口・JR大阪駅。

向かいにはヨドバシカメラマルチメディア梅田があります。

御堂筋口改札

前には一面UQ mobileの広告が。「今夜くらべてみました」「あのニュースで得する人損する人」「行列のできる法律相談所」などの番組で司会を務めるフットボールアワーの後藤輝基さんがCMキャラクターです。


とにかくUQ mobileづくしに。


「格安スマホに変えたら、かっこ悪い?逆に今っぽいでしょ。」「安いのに、つながるスマホへ。」「980円なのに、サクサクつながっちゃって、すみません。」「家計に優しいスマホを選ぶのも、家族サービスです。ね、お父さん。」といったキャッチコピーが並びます。





JR環状線が走る1、2番線ホームへ上がる階段や……


ホームの柱にも展開。ちなみに停車している車両は国鉄時代の1963~1984年に量産された103系。最も新しいものでも製造から30年が経過しており、さながら動く鉄道博物館の様相を呈しています。





なお、この駅広告は新宿・品川・大阪駅の全国3ヶ所、1月26日~2月1日までの期間限定で展開。担当者によると、今後はウェブなどで広告を積極展開していく予定とされています。

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いつになったら「Xperia Z3 SOL26」はAndroid 5.0にアップデートされるのか、auに聞いてみた

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ソフトバンクが販売に踏みきったことで、シリーズ初の3キャリアから発売されるスマホとなった「Xperia Z3」。
夏には各社からAndroid 5.0へのアップデートが提供されましたが、唯一遅れているau版について、KDDIに状況を問い合わせてみました。詳細は以下から。

◆KDDIがAndroid 5.0アップデートを予定していた機種一覧
今年6月にKDDIが告知した、Android 5.0アップデート対象機種は以下の通り。2015年11月12日現在、GALAXY S5やisai VLに対してアップデートが提供されています。
・スマホ
GALAXY Note 3 SCL22、GALAXY S5 SCL23、GALAXY Note Edge SCL24 Xperia ZL2 SOL25、Xperia Z3 SOL26、isai FL LGL24、isai VL LGV31、AQUOS SERIE SHL25
・タブレット
GALAXY Tab S SCT21、Xperia Z2 Tablet SOT21
◆一体いつXperia Z3にAndroid 5.0アップデートが提供されるのか聞いてみた
そこで
Buzzap!編集部:
先日御社が「isai VL LGV31」にAndroid 5.0アップデートの提供を開始しましたが、「Xperia Z3 SOL26」や「ZL2 SOL25」はいつアップデートされるのでしょうか。特にXperia Z3については、一時公開中止を経て、ドコモが9月15日、ソフトバンクが8月13日にAndroid 5.0アップデートを再開している状況です。
KDDI広報部:
現在、アップデートに向けて最終の確認作業を実施しております。もう暫くお待ち頂けますようお願い致します。時期は未定です。
Buzzap!編集部:
もしアップデートがまだ先になるのというのであれば、その理由をお聞かせ願えますでしょうか。
KDDI広報部:
脆弱性対応などを盛り込んでいる過程で、新たなソフトの問題を発見し、その対処を行っていたためです。
Buzzap!編集部:
6月に発表されたAndroid 5.0アップデート機種に変更はありませんでしょうか。
KDDI広報部:
変更はございません。
Buzzap!編集部:
ありがとうございました。
アップデートの提供に踏み切れない理由として、「ソフトの問題」を挙げたKDDI。
これがau版Xperia Z3のみで採用されているソフトの問題なのか、それともXperia Z3のソフト自体の問題なのかが気になるところですが、後者であればいずれ他キャリア版にも修正ソフトが配布されるのでしょうか。
・次の記事
ようやくau版「Xperia Z3(SOL26)」にAndroid 5.0アップデートが提供開始 | BUZZAP!(バザップ!)

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改正風営法の問題点とヴィジョンとは?「ルポ風営法改正」出版記念シンポに参加してきました

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京都METROで行われた「ルポ風営法改正~踊れる国のつくりかた~」出版記念シンポジウムに参加してきました。改正された風営法にはどのような問題が残されているのでしょうか?

2月11日に京都の老舗クラブにして、風営法改正運動にも大きな役割を果たした京都METROで「ルポ風営法改正~踊れる国のつくりかた~」出版記念シンポジウムが行われました。
この書籍はLet’s Dance署名推進委員会による全国的な署名運動に始まり、現在も続くNOON訴訟、超党派の国会議員によるダンス文化推進議員連盟の成立から、アーティストやDJらのクラブとクラブカルチャーを守る会の勃興、そして2015年6月17日の改正風営法の成立までを取材した朝日新聞記者神庭亮介氏の著作によるもの。
風営法改正運動のキーマンとなったDJの沖野修也氏、国際刑法学者の高山佳奈子氏、Let’s DANCE法律家の会代表の斎藤貴弘氏、元NOON経営者でLet’s DANCE署名推進委員会の金光正年氏、NOON裁判弁護団長の西川研一氏らがパネリストとして登壇、同著作を通じて風営法改正運動について振り返り、今後の問題やヴィジョンについても話し合われました。

風営法改正運動やNOON訴訟については同著作に詳しいため、ここでは改正風営法の孕む問題点、そしてそれらの問題点を踏まえた上での対策やヴィジョンについてまとめていきます。
◆改正風営法の問題点
3年に及ぶ風営法改正運動の結果、ついに改正された風営法ですが、その改正内容は決して手放しで喜べるものではありません。
確かに改正によってこれまで完全禁止だった深夜帯の遊興営業が認められたこと、深夜帯以外では未成年も含めた「客を躍らせる営業」が解禁されたこと、ダンス教室が完全に風俗営業の枠外に出たことなど、プラスの面も少なくありません。
風俗営業でないというだけで企業からの協賛や後援を取りやすくなる、クラブとして店舗を借りやすくなるなどの心理的、社会的な影響も少なからずあると考えられます。
しかし、風営法から望み通りダンスの文字は消えたものの、さらに曖昧で広範なダンスをも含む「遊興」という考え方が導入されており、クラブなどは許可制で違反者には営業停止どころか懲役刑までが課される「特定遊興飲食店」という、ある意味風俗営業に準ずる扱いになっています。
◆「遊興」の高い恣意性
遊興という言葉の曖昧さと恣意性については改正前の国会質疑でも質問が集中しました。違反した場合は刑事罰が課されるにも関わらず、警察は「営業者の積極的な働きかけにより客に遊び興じさせる行為」という極めて広範で抽象的な基準を述べるばかり。個別具体的な事例についてその場で警察が恣意的に解釈し、運用できる余地が残されてしまいました。
このことは風営法改正前に、何が取り締まり対象のダンスであるかの基準すら曖昧なままにNOONを始めとする複数のクラブを「客にダンスをさせる営業をしていた」として摘発してきたことと同じ歴史を繰り返す可能性が残されたことを示しています。
◆地域規制、照度基準、面積要件
既存のクラブにとって極めて大きな問題となってくるのがこの地域規制です。風営法改正後の9月に警察庁はクラブなどの特定遊興飲食店を終夜営業できる地域の基準を定める政令案を公表しました。
それによると、クラブやライブハウス、スポーツバーなどの、深夜過ぎに客に遊興をさせる「特定遊興飲食店」の営業ができる地域は1平方キロメートルに300軒以上の店が集まる繁華街と、深夜に居住する人が少ない港湾地域・倉庫街などとされています。
もちろんこの基準はあくまで政令案であり、これを受けて全国の地方自治体が実際の政令を定めるわけですが、このとおりに政令が定まった場合、条件に当てはまる繁華街や港湾地域、倉庫街ではない立地の既存のクラブが特定遊興飲食店の許可を取れなくなり、廃業に追い込まれる可能性あるとして問題視されています。
地域規制と同様に問題になってくるのは面積要件。約21畳半に当たる33平米という広さが許可を取るのに必要となってきますが、これを満たしていない既存店舗がこれまで同様の営業を続けられなくなる可能性があります。
また、照度の測定についても、客席部分で10ルクス以上とされてきましたが、飲食用の客席の面積が客室の面積の1/5以下となる場合は、遊興をさせる部分も客席と同様に照度の測定場所となり、どちらかが10ルクス以下であればアウトということになります。
京都府警が行ったパブリックコメントではこれら3点に対する異論や意見が相次ぎましたが、警察は全て「国家公安委員会規則によって定められる事項であり条例で定めることはできない」と一蹴しています。
◆既存のクラブの営業許可
また、警察はこれらの規制による既存店の存続を危惧する声に対して「現在適法に営業されている店に対して、新たに規制を強化する改正ではありませんので、適法に営業されているのであれば、改正法が施行された後も同様の営業形態で営業していただけます」と判を押したように繰り返すのみ。
つまり法改正前はグレーゾーンに置かれており、今回の地域規制で定められたエリアの外に存在する既存のクラブに関しては営業の保証が一切されず、警察が改正風営法違反で摘発しようとすればいつでもできる状況に置かれることになります。
特定遊興飲食店の許可を取得できる限られたエリアの外にあるクラブにとっては、これまでと同様のグレーゾーンに置き去りにされるのみならず、改正前と違って2年以下の懲役、200万円以下の罰金という極めて重い刑事罰を課されるようになったという意味で、状況は改正前より悪化したと言う他ありません。
◆ではどうすればいいのか?
先に言ってしまえば、これといった決定打はありません。ただし必須なのは常にクラブに関わる人々がこの法律とそれに基づいた規制に関心を持ち続けることです。
例えば2015年8月5日に内閣府の規制改革会議、地域活性化ワーキング・グループによって行われた「警察庁、関係業界団体からのヒアリング『ダンスに係る風営法規制の見直し』」が参考になります。ここでは各委員や関係業界団体から警察庁に対して多角的なツッコミが入っており、警察庁はのらりくらりと逃げながらも「規制緩和であって規制強化ではない」「いきなり摘発するわけではない」と強調しています。
大切なのはこうした言質を積み重ね、警察が改正風営法を用いた恣意的な運用を行わないよう、ある意味「監視」し続けること。納得の行かない摘発があればしっかりと意見すること。地元の政治家にロビイングを行って都道府県警察に対して意見を伝えていくことも極めて重要です。
風営法改正運動はクラブシーンが所属する社会と関係を持ち、巻き込んでいくことで法改正にまで至ることができました。法改正が終わった後もそうした社会と関わりを保ち、これまで以上にオフィシャルな存在として動き続けていくという意識は決して忘れてはならないものです。
以前からBUZZAP!では法改正は新たなスタートラインに立つことに過ぎないと繰り返し強調してきましたが、社会的存在としてこれからも動き続けていく必要性が否応なく発生している以上、自分たちが遊び、踊る場所を守り、そして育てていくのは私達クラブシーンを愛する者の義務であると考えます。
◆これからのヴィジョン
改正風営法の元でクラブシーンはどう変化していくのか。パネリストの斎藤貴弘はクラブシーンを包摂するナイトカルチャーという枠組みを重要視します。内容は日経ビジネスに掲載されたインタビュー「『夜の市長』がナイトカルチャーを変える」「『夜』から東京の文化を発展させる」で詳しく解説されています。
海外からの旅行者に対するアピールを始め、これまで活用されなかった深夜帯という時間帯、そしてホテルや美術館などを用いた新たなビジネスチャンスの創出という経済的効果。そして昼間とは違ったアプローチでの表現活動やエンターテインメントが生まれるという文化的効果。さらにはクラブというインタラクティブで自由な可能性を持つ空間を通じての新たな繋がりやコミュニティを生み出すという社会的効果が生まれうるということ。
さらにはレストランやカフェなどでこれまでのクラブよりもゆっくりと音楽やエンターテインメントを楽しむことができるということで、ナイトカルチャーから一度離れた世代のカムバックを促すこともできるようになります。
ここからは筆者個人の意見になりますが、今の若い世代は今回の風営法改正運動に携わった人々が極めて重い価値を置く「朝までお酒を飲みながら暗いハコで踊る」といった遊び方すらひとつのオプションに過ぎなくなりつつあります。
BUZZAP!でもかつて取材したアニクラ系無料野外パーティの「Re:animation(リアニメーション)」は2015年11月に開催された第8回においてはクラウドファンディングで500万円以上を集めて中野区役所の敷地内で昼前の11時から夕方19時頃までのタイムテーブルで開催されています。
近隣住民と軋轢を生まないどころか開催地域の商店街や役所と緊密に繋がって信頼関係を確立しており、お酒を飲む人もいれば飲まずに楽しむ人もいる。そして夜に暗い場所ではなく、昼間に明るい空の下で踊る。
正直な話、風営法改正運動でクラブやクラブファン側の問題とされたポイントをことごとくクリアした上で、全く新しい方法で開催資金を調達し来場者たちに還元、地元にも迷惑をかけず、むしろ利益になるようなオーガナイズを法改正前から達成していたわけです。
クラブの高齢化問題が囁かれ、若者がクラブに来ないとも言われますが、一方で次の世代は上の世代ができなかったことを自分たちで考えてやってのけている。上の世代が今後のヴィジョンを語り合うのもよいですが、自分たちのこだわりの外側で着々と築かれつつある新しい文化にアンテナを張り、サポートしていくことは極めて重要でしょう。

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格安スマホ「LINEモバイル」9月5日にようやく正式発表へ

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今年3月に「今夏開始」と大々的に発表されたものの、立秋を過ぎても何の音沙汰もないLINEの格安スマホ「LINEモバイル」。
業を煮やして問い合わせてみたところ、素敵な回答を得ることができました。詳細は以下から。

Buzzap!編集部でLINEの広報担当に問い合わせた内容と回答はこんな感じ。どうやら
Buzzap:
御社はLINEモバイルを今夏立ち上げると発表していましたが、正式サービス開始のメドは立っているのでしょうか。
LINE広報:
具体的な日程はまだ申し上げられませんが、もうまもなく発表する予定です。
Buzzap:
サービス開始時期を「今夏」としていたことを考えると、少し遅れている気がしますが、その理由をお聞かせ下さい。
LINE広報:
当社の他のサービスとの兼ね合いや、市場との兼ね合いによるものです。
Buzzap:
ありがとうございました。
月額500円からの安価な料金プランで利用でき、「LINE」「Facebook」「Twitter」の閲覧・投稿・トークのやりとり、そしてLINEの無料通話についてデータ通信量をカウントしない点が特徴のLINEモバイル。
今までLINEユーザー同士がIDを使ってお互いを友だち登録できる「ID検索機能」は、年齢認証サービスを提供しているドコモ、au、ソフトバンク契約者しか利用できませんでしたが、LINEモバイルでも年齢認証を利用できるなど、他の格安スマホに無い強みもあるため、まもなく行われる正式発表が非常に気になるところです。
・2016年8月26日13:30追記
WSJ誌記者のツイートによると、9月5日(月)にLINEモバイルの記者発表会が実施されるとのこと。いよいよお目にかかることになります。
Takashi Mochizukiさん: “LINE。「LINEモバイル」についての記者会見を9月5日に行うと発表。当日、「LINE LIVE」によるリアルタイム配信あり。気になるLINE独自の端末が出てくる可能性については送付された招待状には明記なし。ただ、「タッチアンドトライコーナー」は設けられるとのこと。楽しみです。”

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日本初公開の「Xperia Z1」速攻レビュー、iPhoneやLumiaに対する優位点や音質強化の方針も

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先日グローバル市場向けに発表されたソニーの最新スマートフォン「Xperia Z1」が日本で初めて公開されたため、レビューをお届けします。
「カメラからスマートフォンを再定義する」と銘打たれ、ソニーが一丸となって開発したモデルですが、今春発売の「Xperia Z」をブラッシュアップした内容に。iPhone 5s/5cやLumiaシリーズのカメラに対する優位点も明かされています。

これが「Xperia Z1」本体。「BRAVIA」で培った高画質化技術「X-reality」や色の再現性などを高めた「トリルミナスディスプレイ」を盛り込んだ5インチフルHD(1920×1080)液晶を搭載。


カメラは1/2.3インチ・2070万画素「Exmor RS」、F値2.0・27mm広角の「Gレンズ」、そして画像処理エンジン「モバイルBIONZ」を採用。画素を大きくしたことで、さらに暗いところに強くなるなど、ソニーの高画質化技術の粋を集めています。

背面にはガラスを採用。


デザインはXperia Zで好評だったオムニバランスデザインをそのまま踏襲。




特別にアルミ削り出しの一体成形フレームを見せてもらえました。







ざっと触ってみたところ。なお、明日から銀座のソニービルで展示が行われます。
日本初公開のXperia Z1をざっと触ってみた – YouTube

詳細なスペックは以下の通り。
・Xperia Z1
ディスプレイ:5インチフルHD(1920×1080)トリルミナスディスプレイ
カメラ:1/2.3インチ・2070万画素「Exmor RS」およびF値2.0・27mm広角「Gレンズ」採用
プロセッサ:Snapdragon 800(MSM8974、2.2GHzクアッドコア)
ROM:2GB
RAM:16GB
バッテリー:3000mAh
防水・防塵:IPX5/IPX8、IP5X
本体サイズ:144×74×8.5mm、170グラム
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト、パープル
その他:microSDXCカードスロット、NFC、apt-X対応Bluetooth 4.0
プレス向けイベントで行われた質疑応答では、iPhone 5s/5cやNOKIAの「Lumia」シリーズなど、カメラにこだわった機種に対する優位点も強調。今後のモデルでは音質についても取り組んでいくとしており、さらなる磨きがかかるようです。
・NOKIAやAppleと比較した優位点は?
総合的なハードウェアのみならず、総合的な使い勝手を追及しました。ハードウェア、センサーサイズ、アプリケーションの部分でも大きく抜きん出て、カメラとしては素晴らしいものになっています。Lumiaはセンサーが大きいが、ISO感度を上げると画質が落ちる。我々は最適化できている。iPhoneよりも画素サイズが大きい。3倍ズームでも全画素高解像ズームによって画質が落ちない。
・オーディオ系の機能(ハイレゾ音源対応)などが物足りない気がする。取り込むつもりはあるのか。
「カメラからスマホを再定義する」というコンセプトだが、「カメラ『から』」という部分がミソ。これからは拡充していく。ハイレゾ対応のヘッドセットの普及状況などを考えると、適切なタイミングで投入していきたい。乞うご期待と言いたい。
・国内展開予定は?
日本国内に関しては通信事業者と協議中。

【日本初公開の「Xperia Z1」速攻レビュー、iPhoneやLumiaに対する優位点や音質強化の方針も】を全て見る

やけに安いドコモ版iPhone 5s/5cのえげつない罠、本体価格が9万円半ばで中途解約は困難に

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iPhone 5c/5sでNTTドコモがえげつないほどの値引き攻勢を仕掛けることを先ほどBUZZAP!でお伝えしましたが、もう一つえげつない事実が明らかになりました。どうやら一度契約すると中途解約は他社以上に困難であるようです。

◆実質価格が非常に安いドコモ版iPhone
先ほどの記事でもお伝えしましたが、NTTドコモが発表したiPhone 5sおよび5cの「実質」本体価格一覧。最も高価なiPhone 5sの64GBモデルすら2万160円で、32GBモデルは1万80円。iPhone 5s 16GBモデルおよびiPhone 5c 32GBモデルはまさかの0円。iPhone 5c 16GBにいたっては利用料金から1年間525円が割り引かれるという破格っぷりです。

◆スマートフォンの「実質本体価格」の仕組みは?
多くの人が理解していると思われますが、スマートフォン時代にシフトした現在、携帯電話各社は端末を24ヶ月利用を前提とした「実質価格」で販売しています。
「実質価格」は以下のように、高価な携帯電話端末の本体代金を24ヶ月分割で支払うよう設定する一方で、パケット定額プランを契約しているユーザーに対して24ヶ月にわたって「月々サポート」「毎月割」「月月割」といった特別割引を提供することで成り立つもの。
・「実質0円」の場合
本体価格4万8000円÷24ヶ月-特別割引2000円×24ヶ月間=実質0円
つまり仮に12ヶ月で解約した場合、以下のように「残債」が発生するわけです。
・12ヶ月で解約またはパケット定額プランを解除した場合
本体価格4万8000円÷24ヶ月-特別割引2000円×12ヶ月間=残債2万4000円
◆実は本体価格がとんでもなく高い
発表資料の中でiPhoneの本体価格が明かされていなかったため、BUZZAP編集部でNTTドコモ広報部に問い合わせたところ、回答された各モデルの本体価格および月々サポートの金額は以下の通り(カッコ内はKDDIやソフトバンクモバイル版の本体価格)。iPhone 5sに至っては本体価格を一律9万5760円にした上で、月々サポートの額で実質価格を上下させる仕組みです。
・iPhone 5s
16GB:本体価格9万5760円(6万8040円)、月々サポート3990円
32GB:本体価格9万5760円(7万8120円)、月々サポート3570円
64GB:本体価格9万5760円(8万8200円)、月々サポート3150円
・iPhone 5c
16GB:本体価格8万5680円(5万2920円)、月々サポート3570円
32GB:本体価格9万5760円(6万3000円)、月々サポート3990円
つまり、もし仮にドコモ版iPhone 5sの16GBモデルを契約し、12ヶ月後に解約してしまった場合、契約解除料に加え、端末代金の残りとして他社版よりも圧倒的に高い、5万円近い額を支払う必要があるわけです。
◆安さの裏に垣間見える「何があっても2年間契約させ続ける」という強い意志
学生ユーザーやMNPで転出したユーザーを狙い打ちした露骨な値引きだけでなく、機種変更や2台目としてiPhoneの購入を検討しているユーザーにまで割引を打ち出すなど、まさに全方位で値引き攻勢を仕掛けるNTTドコモ。このような価格設定とした背景には、おそらく中途解約を極限まで減らし、「必ず2年間契約させ続ける」という意図があると思われます。
あまりに安価であるため、つい飛びついてしまいそうになりますが、中途解約だけでなく「不幸な事故でiPhoneを紛失・全損してしまい、24ヶ月を待たずして機種変更せざるを得なくなった」といった場合でも莫大な残債を請求されることが容易に想像できるため、契約にあたっては注意が必要です。

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